4つの柱
(1)個別面談の実施…進路に対する共通理解を深めます。
(2)進路(大学)情報の提供…進路意識を啓発します。
(3)キャリア教育の推進…就労への意識を高めます。
(4)学習指導…目標を達成できる効果的方法などを指導します。
(1)個別面談の実施
各学年5月、9月、2月の年3回実施し、学校生活全般についての話し合いを行います。進路についての話し合いが中心の場合は「進路面談」と呼びます。
2年生の2月は、3者(保護者・担任・進路指導担当)による、高等部進学に向けての進路面談を実施します。3年生の9月は、最終的な高等部進学を決定するための4者面談(本人・保護者・担任・進路指導担当)を実施します。4年・5年次の面談は、主に志望校選定などの進路面談が中心となります。
(2)進路(大学)情報の提供
(1)3年以上 大学生交流会(8月・12月)
本校出身者以外の大学生も参加し、系統別学部紹介や入試・大学生活・就職活動などの体験を発表します。
(2)4年 大学オープンキャンパス参加指導(7月)
大学のオープンキャンパスに参加する上でのポイントを指導します。
(3)4年 大学授業体験(12月)
ノートテイク、パソコン要約筆記、手話通訳を付けての授業体験を行います。情報保障について知ることを目的としています。大学での90分授業を体験し、大学生活の疑似体験をします。
(4)4年・5年 筑波技術大学出前授業(6月)
大学説明と体験授業を受けます。産業情報学科と総合デザイン学科を毎年交互に受けます。
(5)5年 大学授業体験(6月)
情報保障を活用した大学講義に参加し、大学進学後の学び方について知ることを目的としています。「聞こえないこと」「手話について」など、自分自身のことを自分たちで伝え、他者への啓発と自己認識を深めます。
(3)キャリア教育の推進
(1)1年 職場体験(6月)
学校周辺の企業等の職場見学・体験を行います。
(2)2年 職場体験(6月)
2日間にわたり、下高井戸商店街の商店で職場体験を行います。
(3)3年 進路講演会(7月)
企業等で実際に働いている聴覚障害の方々を招き、就労体験を聞きます。障害者採用の現状と障害についての当事者の自己理解・企業の理解などの説明も聞きます。
(4)4年 前期インターンシップ(7月)・後期インターンシップ(8月)
ホテル、スーパー、企業などで5日間の実習を行います。指示理解を確実にするため筆談を使用します。就労について意識を高めることを目的としています。
(5)5年 進路見学(5月)
聴覚障害者の方々が働く企業を見学して、当事者から話を聞きます。専攻科卒業生からは資格の取得について、大学卒業生からは学部・学科と仕事の関連についてなど、先輩からの説明を聞くことで就労に必要な力を理解します。
(6)6年 進路講演会(3月)
大学のキャリア支援担当の方を招き、障害者採用の現状と障害についての大学側の理解について、説明を受けます。
(4)学習指導
(1)授業外指導
a 学びの時間(朝15分間)
b 土曜講座(4年生・5年生、各3回)
c 夏期講習(全学年 前期5日・後期5日)
(2)各種検定・検査の校内実施
a 漢字検定…対象:全学年、年3回実施
b 英語検定…対象:全学年、年3回実施
c 数学検定…対象:3年生~、年3回実施
d 日本情報処理検定主催の各種検定…対象:以下のとおり、年4回実施
・ワープロ実務検定、日本語ワープロ検定…対象:3年生~
・パソコン検定…対象:4年生~
・情報処理検定(表計算)、文書デザイン検定、プレゼンテーション検定…対象:5年生~
e クレペリン検査…対象:1年生
f 進学適性検査…対象:4年生
(3)各種試験の校内実施
a 学力テスト(4月・9月)
・進学研究社作成テスト…対象:1~3年生
・学研作成「基礎力測定診断」…対象:4~6年生
b 模擬試験
・創育社…対象:1~3年生、年3回実施、希望者のみ受験
※高等部進学予定者は受験すること
・河合塾…対象:4~6年生
4年生・5年生は年3回実施、6年生は年7回実施(初回以外は希望者のみ受験)
c 接続テスト(1月・2月)
・創育社…対象:3年生のうち本校高等部進学者が全員受験
・本校作成問題…対象:同上